ブラック企業の深刻実態 「仕事やめてくる」で浮き彫りに

公開日: 更新日:

「主人公を演じる工藤阿須加はプロ野球ソフトバンク工藤公康監督の息子で知られる若手俳優ですが、真面目すぎて『死』以外に逃げ道を見いだせない今どきの若者を好演しています。役づくりのため、安物のスーツで夜な夜な飲み屋街に通い、隣席のサラリーマンの愚痴を聞いていたそうです。そのくたびれたスーツは劇中の衣装でも使われています。タイトルこそ軽く見えますが、日本の労働問題を真剣に世に問う気概を感じる良質な作品です」(前出の前田氏)

 官僚トップの事務次官にまで出世したとしても「総理のご意向」で無理難題を押し付けられる。上から下までパワハラとブラックが蔓延する“ニッポン株式会社”に一石を投じることができるか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動