同じ人に2度…ボビー・オロゴンが語るTV出演のきっかけ
そして次の年の2月ぐらいかな。たまたま渋谷を歩いてたら、「どこに行ってた?」って大きな声で呼ばれたんだ。
振り返ったら、去年会った男の人。よくよく聞いたら、明石家さんまさん司会の人気バラエティー「さんまのSUPERからくりTV」(TBS系)のAD(アシスタントディレクター)さんだったの。なんでもセイン・カミュさんが担当してた「カラクリ ファニエスト ジャパニーズ」という街頭インタビューコーナーに出演する素人外国人のスカウトでね。半年前に会ったボクが候補の一人だったんだって。でも、タレント事務所に所属してなかったし、初めて会った時は連絡先を教えなかっただろ? だから出演交渉ができない。それでADさんは渋谷に行けば見つけられるだろうと思って、ズッと探していたんだって。
条件を聞いたら、ロケは昼間に赤坂のTBSの近くのビルの一室で週1回3、4時間。バイト先ではディナー担当だったから好都合。でもね、日本語が下手クソだったからすごくコンプレックスがあって「1回か2回出れたらそれでいいや」って感覚だったね。
ところが、「おまえ○○だろ」「ふざけんじゃねーよ」って言ったのがウケちゃった。ウケ狙いとか、とてもそんな余裕なんてない。とにかく一生懸命やってただけなんだ。