松井紀美江さん 悪女役で引っ張りだこも“声”に悩んだ過去
プロレスにヒール役が不可欠なように、テレビドラマでも悪女が主役をもり立てる。本日登場の松井紀美江さん(63)は「乳姉妹」(85年TBS系)、「プロゴルファー祈子」(87年フジテレビ系)で憎々しいまでに悪女を好演。高視聴率に貢献した。今どうしているのか?
あじさいの隠れた名所でもある北鎌倉・円覚寺。先日、境内の塔頭「佛日庵」本堂で開催された「きたかまくら朗読劇」に、元ミスタースリムカンパニーの俳優・深水三章さんと松井さんの姿があった。
「この朗読劇は一昨年から始めて今年で3回目なんです。第1部が定年間近の夫と定年後に新天地を求める妻の現代劇。第2部は紀州・道成寺に伝わる『安珍と清姫』伝説を2人芝居にしました。両方とも、作・演出は深水さんです」
開演前から立ち見が出るほど席が埋まり、コメディータッチの現代劇に座が和む。
メーンの「安珍と清姫」には、和太鼓に三味線、しの笛などを使いこなす和楽器奏者の井上公平さんがゲスト出演。
松井さんは、朗読劇ながら朱鷺色の華やかな着物姿で登場し、失礼ながら還暦越えを感じさせず、恋に溺れて取り乱す清姫になりきっていた。