著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

松本や有吉も絶賛…牧野ステテコの“ないない尽くし”ネタ

公開日: 更新日:

 昨年末に初めて行われた女性限定のお笑いコンテスト「女芸人No.1決定戦 THE W」は、ゆりやんレトリィバァ(27)の優勝に終わった。しかし、この大会で副音声解説を務めていた松本人志(54)は、優勝者とは別の芸人に大きく反応していた。それは、女性ピン芸人の牧野ステテコ(38)だ。

 ネタ前の紹介VTRの時点で、松本はまず牧野の風貌に驚いていた。おかっぱ頭で体はガリガリ。長いポールを持って舞台に現れたその姿は、西遊記の沙悟浄を連想させる異様なものだった。

 彼女は「ポール牧野」というポールダンサーに扮して、観客をセクシーなポーズで挑発しながら、自虐ネタを繰り出していく。動きにキレがない、演技力がない、ネタの中身がない。

 ところが、「ないない尽くし」のこのネタには、見る者をクギ付けにする不思議な魅力があった。優勝こそ逃したものの、強烈なインパクトを残した牧野は見事に準優勝。その後も「UWASAのネタ」というネタ番組で日本テレビ水卜麻美アナ(30)とコラボネタを披露するなど、快進撃を続けている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造