「あなたには帰る家がある」木村多江の“魔性”に称賛と悲鳴
「見どころはずばり、アラフィフの木村の妖艶さ。キッチンのシンクに向かう後ろ姿や、ぬか漬けをかき回す後ろ姿だけでも妄想をかき立てられてしまうほどのあふれる色香ですね」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏がこう言う。
「第1話から、SNS上の反応は木村の色気に関するコメントが目立ちました。撮り方や演技もあるでしょうが、リアルにそこにいたら誰でも吸い込まれてしまいそうな匂い立つような大人の色気に『ヤラレタ!』という男性視聴者は年齢を問わず多い。中谷に追い詰められる玉木の"ホラー"的場面のドキドキと、木村の妖艶さへのドキドキ、このダブルのドキドキがハマる要素。ただ、妻と一緒に見るのは危険なので、こっそりビデオオンデマンドなんかで深夜にこっそり見たほうがいいかもしれません」
一方、女性視聴者の反応は当然のごとく真逆のようだ。
「第4話で、真弓が茄子田家に乗り込み、体調が悪くて寝ている綾子と直接対決しました。このとき、目に涙を浮かべて罵倒する中谷に対し、罵倒された木村が『あなたでは秀明さんを癒やせない』と返すんですが、この時点での女性視聴者のツイートは『ムカつく!』の嵐。女性からの反発が最高潮でしたね」(前出の亀井氏)
ここまで1ケタ台と高視聴率とは言えない数字だが、夫婦の機微を描いた"コメディー"だったり、不倫の危険を描いた"ホラー"だったり、そして“妖艶美女の魔性”にも注目と、実に多彩な仕掛けが用意されているドラマだ。