小島一慶さん<4>「笑っていいとも!」の司会を依頼された

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《一世(ひとよ)では たりぬこの世や 白牡丹》

 小島さんが詠んだ俳句のひとつだ。小島さんは20余年慣れ親しんだTBSを退社する。

「本当は、退社も独立する気もさらさらありませんでした。ただ、僕も40代半ばを迎え、社内的には管理職という立場になるかという転換期を迎えていました。そんなとき、当時の上司から営業のセクションへの異動の打診があった。それで90年3月にTBSを退社したのです」

 実は、それまでにも2回、フリー転身の誘いは受けていたという。

「そのたびに断っていました。僕の心の中では、TBSに骨をうずめようという思いが強くありましたから。もうずいぶん前の話ですから言いますと、82年にスタートしたフジテレビの『笑っていいとも!』にテレフォンショッキングってあったでしょう。あの司会は当初、僕のところに依頼がありました。というのも、友達の友達は~と友人を紹介し合うスタイルは、僕のラジオ番組のヒット企画で、それをテレビでもやりたいというわけだったんです。ただ、当時の僕は独立する気などありませんでしたので、話を蹴ってしまった。それで司会がタモリさんに回ったみたいです」

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