吉岡里帆はなぜ嫌われる 映画惨敗で主演女優から転落危機
NHK朝ドラ「あさが来た」(15年度下半期)でヒロインの友人枠で顔を売り、「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系、16年)と「カルテット」(TBS系、17年)で立て続けに小悪魔系女子を演じ、ブレーク。今年1月期クールの「きみが心に棲みついた」(TBS系)では連ドラ主演デビューを果たし、一気に人気女優の仲間入りを果たした吉岡だが、いかんせん、成績が伴わない。
「きみが――」の全10話の平均視聴率は7・7%、7月期の主演ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)は同5・8%と厳しい数字。人気のバロメーターである「18年上半期女性タレントCM起用社数ランキング」では土屋太鳳(23)や浜辺美波(18)らと並ぶ7社を誇る女優だが、このままでは「主演から2番手以下になりさがるか、まさに崖っぷちの立場に置かれている」(前出の芸能プロ関係者)。
むろん、敗因のすべてを役者に押し付けるのは酷である。しかしながら、声帯ドーピングのやり過ぎで喉が崩壊状態のロックスターと、声が小さいストリートミュージシャンの出会いから始まるハチャメチャな騒動を描いていた今映画。2人のキャラがブレブレで、やたらと血のりを吐きまくる阿部と、水たまりに頭から突っ込んでいく吉岡の体当たり演技が実に痛々しいのである。
作品に恵まれないのか、そもそも人気がないのか。吉岡は正念場だ。