後藤久美子「男はつらいよ」新作に…女優復帰の裏の“母心”
「このまま日本に永住帰国じゃないか」との臆測も飛び交っているのが後藤久美子(44)。映画「男はつらいよ」の新作「おかえり、寅さん(仮題)」への出演が決まり、都内での製作発表会見に姿を見せた。
実に23年ぶりの女優復帰について、「皆さま、ごぶさたしております」と笑顔で挨拶した後藤はこう語った。
「ジュネーブの自宅に山田監督からお手紙をいただきまして『こういう作品をつくりたい。それにはどうしても君が必要だ』と。長いお手紙を読んで、監督の『男はつらいよ』に対する大きな愛情、今作への情熱がひしひしと感じられ、引き受ける、受けないを私が考慮する権利はないと。山田監督から呼び出されたら、二つ返事で向かうんです」
後藤は同シリーズに1989年公開の第42作「ぼくの伯父さん」から5作に出演。満男(吉岡秀隆)が恋い焦がれるマドンナ・及川泉を演じた。
「両親の離婚や就職で悩みながら、『幸せは自分でつかむの。待つなんていや』と運命を切り開いていく姿は当時のゴクミとダブってみえました。このシリーズの直後に日本の芸能界でのキャリアを捨て、F1レーサー、ジャン・アレジのもとへ旅立っていったのですから」とは元スポーツ紙のゴクミ担当記者。