映画監督・塚本晋也さん リアリティー追求し本物の武士に

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 僕自身も普段は体重が60キロほどのところ、53キロまで落として撮影に臨んでいます。

 今回の作品は20年ほど前から構想はあったんです。でも、チャンスがなくてそのままだったのですが、たまたま去年の夏に以前から依頼したいと思っていた池松さんのスケジュールが取れた。それで急きょ、クランクインが決まりました。僕は澤村という浪人役。それで本物から学ぼうと思ったわけです。

■居合の基本形の「携刀姿勢」はすぐに抜刀できる

 この玄武館は幕末の剣豪・千葉周作の流れをくんだ剣道場で、今は6代目の小西真円一之さんが館主。最初、NHKの大河ドラマ「西郷どん」の時代考証を担当されている大石学・東京学芸大教授と小西館主を紹介してくれた助監督さんと3人でご挨拶にお伺いして入門。まずは板張りの道場の雑巾掛けから始まりです。その雑巾掛け、小学校時代とか、随分と昔にやっただけなので、腰がキツイ、キツイ。やむなくモップ掛けでよしとしてもらいました。

 館主からは剣の持ち方、構え方、足さばきなど剣道のイロハから教えていただきました。それから所作にはそれぞれ意味があるというのを解説していただいたんですね。

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