称賛された記者会見 嵐はSMAP解散のドロ仕合を反面教師に
今回、当意即妙にして冷静な対応力を見せた直後は、会見場にいた約100人もの報道陣から「ほーっ」と感嘆の声が自然に漏れたほどだ。
ベテランのジャニーズ担当記者はこう言う。
「ネット上では“無責任”質問をした記者を叩くコメントがあふれ、ワイドショーなどでも盛んに議論されているのは、それだけ嵐の5人が非の打ちどころのないパーフェクトな会見をしたからでしょう。一般の人が聞けないことや聞きにくいことを聞くのが記者の仕事ですが、櫻井がその上手をいったというわけです」
櫻井の人となりについて、サイバーエージェント「次世代生活研究所」所長の原田曜平氏がこんなエピソードを明かす。
「彼は僕が慶応大学4年のときの1年生で、キャンパスでよく見かけていました。その後、『ZIP!』(日テレ系)で共演した際に同窓であることを伝えると、椅子から立ち上がって“先輩、よろしくお願いします”とおじぎです。スターらしからぬ態度に驚いたのはもちろんですが、多くのタレントさんはカンペを見ながら話すのに対して、彼はカンペをほとんど見ることなく、情報を自分の言葉に変換して話す要約力が非常に高い。地頭の良さを感じました。だから記者会見でのやりとりを聞いてもぜんぜん不思議ではありません。櫻井さんとの共演後は僕のツイッターのフォロワー数が一気に1000人も増えたので、紛れもないスターであることを再認識しましたが(笑い)」