日テレまた蚊帳の外…嵐“特番&最終回”争奪戦でフジに苦杯
■SMAP解散の時も日テレは蚊帳の外
日テレサイドが不満を口にするのも無理からぬことだという。2016年1月、あのSMAP解散騒動の時も似たような状況だったという。
「日テレにSMAP解散の話が伝えられたのは週刊誌報道を受けてから。だがフジは3カ月以上も前から、やはりスタッフとジャニーズサイドが情報を共有し今後の対応策を共に練っていた」(編成関係者)
今回もSMAP解散騒動同様に蚊帳の外に置かれてしまった日テレ。2020年12月31日に放送される嵐のスペシャル番組も仕切りはフジテレビになる方向で調整が始まっているという。
「嵐の最後は『VS嵐』特番になる公算だ。ジャニーズとフジは想像以上に太い絆で結ばれている。加えて『SMAP×SMAP』でSMAPの締めを飾った実績も評価されている。日テレも食い下がってはいますが、ここにNHKが『紅白歌合戦』の大トリをチラつかせながら割り込んでくる。日テレが入り込む余地はありません」(事情通)
せめて日テレは子会社「Hulu」で嵐のラスト全国ツアー中継の権利を得るべく交渉しているというが……。
「話は全く進んでいない。業界ガリバーのNHKが潤沢な資金でかなりの好条件をチラつかせているからです。中継権には莫大な権利金が発生しますから」(前出の事情通)
あと2年間は最強の“キラーコンテンツ”と化した嵐。テレビ局の札束の積み合いが始まった。