著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

考え方ひとつで「みやぞん」は今を天国のように生きる

公開日: 更新日:

「僕、もしかしたらコンマ5秒を生きてる可能性がありますね」(みやぞん/TBS「サワコの朝」3月9日放送)

 ANZEN漫才・みやぞん(33)は、いつも笑っているように見える。よく「1秒、1秒を大切に生きる」などと言われるが、彼はそれを凌駕している。そのことを語ったのが今週の言葉だ。

 この発言に対し「今を生きているんですね」と補足されると、「今っていうか、今です。今、今、今。今って言ってるうちに今が過去になるんですけど。今、今、今、今」と独特な表現で「コンマ5秒」の世界を表現した。

「今」を楽しく笑っていて、それを続けていければ、一生幸せになれる。「明日、笑顔にする」ではなく「今」。そうすれば、自然と未来は明るくなるのだと。

 みやぞんは大衆演劇出身の母の元、上に姉4人がいる末っ子の長男として生まれた。家は貧しかった。

 ある日、友達の家に初めて泊まりに行った。その時、朝ごはんが用意されたが、自分の家庭と比べて、あまりに豪華だったため、「今日、誰かの誕生日ですか?」と尋ねてしまったほど。自分の誕生日パーティーを自宅で開いた時には、ケーキ代わりにキャベツを茹でたものが出てきて、来てくれた友達が、その食事の内容を見て、ちょっとずつ帰っていってしまったという(テレビ朝日「アメトーーク!」19年3月7日)。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された