著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(新潮文庫)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

堀江しのぶが珍しく弱音を…「お腹が痛くて食欲がないの」

公開日: 更新日:

 堀江しのぶの人気はとどまるところを知らなかった。

 胸の大きさで売り出すアイドルというのは当時存在せず、むしろ胸の大きさは愛くるしさを売りにするアイドルにとって、大人の性を感じさせるマイナス要因でしかなかった。

 70年代半ば、アグネス・チャンは来日中のアグネス・ラムと同じアグネスつながりで2人、水着を着た写真を撮った。アグネス・チャンはあきらかにアグネス・ラムよりふくらんだ胸であったが大仰な面積の水着で胸の谷間すら見せなかった。

 80年代に入りアイドル全盛期のなか、河合奈保子が水着になったとき、ファンはGカップはありそうな彼女のふくよかな胸に衝撃を受けたものだが、河合奈保子が巨乳を前面に出して売り出しにかかったわけではなかった。あくまでも笑顔と素直な性格が売りだった。

 堀江しのぶは胸の大きさを隠すこともなく、胸の大きさと比例するかのように、物おじしない明るいキャラクターが制作者から好感をもって迎えられた。

 前から憧れていた麻丘めぐみとドラマ「すてきな三角関係 壁際族に花束を」(TBS)で共演を果たし、池波正太郎「真田太平記」を原作にしたNHK新大型時代劇「真田太平記」に出演。「毎度おさわがせします」(TBS)で共演した板東英二から可愛がられ、「ザ・テレビ演芸」(テレビ朝日)では芸事に厳しい横山やすしと司会を組んだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 2

    【独自】著者グループは架空? ベストセラー「反ワク本」に捏造疑惑浮上…製薬会社が調査結果公表へ

  3. 3

    佐々木朗希「争奪戦」から降りた球団の言い分とは? たった10億円超で手に入る金の卵なのに

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    ソフトバンクOB指摘 甲斐拓也の巨人移籍が「結果的にプラスになる」理由…《戦力激減で大打撃、という見方は違う》

  1. 6

    星野源“ガセ不倫”騒動の裏側、狙い撃ちされたワケ…新垣結衣がラジオ番組に電話出演して否定

  2. 7

    マクドナルド中学生殺傷事件「防犯カメラの映像」を公開できないのはなぜ? 元刑事が解説

  3. 8

    上沢直之がソフトバンクを選んだ納得の理由 「4年8億円」に対し日本ハムは単年提示だった?

  4. 9

    メジャーで人気沸騰も菅野智之に致命的“欠点”… 巨人関係者が不安視する「野手をウンザリさせてきた悪癖」

  5. 10

    自民・稲田朋美氏「安倍派5人衆」をヤリ玉に痛烈批判!裏金政倫審で意趣返し、“犬猿の仲”に矛先