令和特番で1回休み…視聴率横ばい「白衣の戦士!」の吉凶
もっとも、似たようなケースで、視聴率が上がったこともある。
2018年7月期の「義母と娘のブルース」(TBS系)は、第8話がアジア大会で休止。同年10月期の「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)は、第4話が日本シリーズで休止になったが、再開後はいずれも視聴率がアップした。
「昨年放送されたNHK大河『西郷どん』は、第37話が台風の影響で休止になり、再開後は視聴率が約1ポイント減。何となく惰性で見ていた視聴者が、1回休みをきっかけに“離脱”した可能性もありますね」(前出のテレビ誌ライター)
「白衣の戦士!」はどっちに転ぶのか。コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。
「視聴率は微増するのではないでしょうか。内容は確かに『ナースのお仕事』の焼き直し感が強く、中条あやみの演技にガッカリした視聴者も多いようです。とはいえ、視聴率は初回からほぼ変化なし。下げ止まり感があります。『中条あやみ』『ジャニーズ』『コメディー・人情モノ好き』の根強いファンが支えているのでしょう。“1話完結”的な要素も、視聴率が落ちない要因です。休止している間に口コミやSNSで評判になったり評価が上がり、途中から『見たい』と思った人でも入り込みやすいドラマです。新たな視聴者を獲得する可能性もあります」
「改元」は“味方”になってくれそうだ。
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)