今や盆踊りの新定番曲「東京五輪音頭-2020-」にハマるワケ
東京五輪・パラリンピックの開催まで1年を切った。世間のムードも高まりつつあるが、この夏一番の注目は「東京五輪音頭―2020―」だ。一昨年に盆踊りソングとして発表された同曲は、石川さゆり(61)、加山雄三(82)、竹原ピストル(42)という異色の3人が歌い、これまでの民謡と違った曲調で、軽快なリズムが特徴。
昨年あたりから盆踊り会場で流れるようになり、今年の夏は、すでに定番曲になっている。
老若男女が楽しく踊る姿が多く見受けられるが、この踊りの特徴はクライミングやサーフィンなど初めて採用された競技のポーズが織り込まれていたり、型にハマったような振り付けでなく、ダンスを踊るような感覚で気軽に踊れるところ。
さらに「2020」を手で書いて表現したりと、さまざまなアイデアが組み込まれている。
一見、難しい踊りに思えてしまうが、いざ楽曲に乗って踊ってみると、踊りの正確さ以上に楽しさが先行して、頭ではなく体で踊りを覚えられるので、何度も何度も踊っていくうちにハマってしまう不思議な力がある。