視聴率2ケタ健闘 韓国ドラマの日本版が意外にも好評な理由
反日騒ぎがネタ切れになったら、次はイケメンの大統領側近疑惑と、ワイドショーは相変わらず韓国いじりに忙しい。朝ワイドのスタッフは、「そこそこ数字がいいんですよ」と言うが、同じ時間帯のNHK「あさイチ」(午前8時15分)の視聴率が下がったとは聞かないから、実際はそれほどアップしているわけではないのだろう。
いま主婦たちの関心があるのは、同じ韓国ものでも、「嫌韓」や「反日」ではなく、今週から来週が最終話の韓流リメークドラマの結末である。この夏クールには、韓国ドラマの日本版が3本もあって、なかなか好評なのだ。
テレビ朝日系「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」(木曜午後9時)は韓国SBS、日本テレビ系「ボイス 110緊急指令室」(土曜午後10時)は韓国のケーブル・衛星放送のドラマのリメークで、いずれも平均視聴率2ケタと健闘した。
フジテレビ系「TWO WEEKS」(火曜午後9時)も韓国MBCのドラマが原案・原作だが、警察が逃亡者を何度も取り逃がすなどリアリティーのなさが不評で、こちらは低空飛行。ただ、「あの大げさでウソっぽさが韓流らしい」と、ネットでは妙な褒められ方をしている。