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コトブキツカサ映画パーソナリティー

1973年、静岡県生まれ。映画パーソナリティー&映画心理カウンセラー。有働由美子、マツコ・デラックスと同じナチュラルエイトに所属。ハリウッドのエピソードから心理まで多角的に作品を網羅。水道橋博士も信頼を寄せる映画専門家。

木下優樹菜は「猟奇的な彼女」で不快な思いを感じて欲しい

公開日: 更新日:

「ぶっ殺されたい?」が口癖の彼女は、とにかく口が悪く、あらゆる人たちと衝突。酒を飲みながら彼女は周りの客などお構いなしで激しくキョヌを罵倒します。そこにいくら正義があったとしても、言い方や伝え方次第では暴力となり、言われた当事者、第三者からすれば不快感しか残りません。ユッキーナも姉を守るという正義だけに目が行き、SNSのマイナスの影響力に想像が及ばなかったのかもしれません。客観的に“彼女”の行動や言動を見ることで、自らの発言がどのように相手にダメージを与え、不快な思いをさせるかを感じて欲しいと思います。

 物語の終盤、自らの発言や行動を悔いる“彼女”が可愛く見えてきます。素直な気持ちを伝えたいという“彼女”の強い思いが、ゆっくりと視聴者に浸透していくのです。

 フジモンとは離婚してしまいましたが、本作を見てユッキーナも相手をおもんぱかる気持ちが芽生えてくれたらと願います。

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