コロナ禍で寺田心が人気 オーバーリアクション芸人は苦境

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 ある在京キー局関係者はこう話す。

「今はコロナ禍で殺伐としていますから……テレビを見て、癒やされたり、明るい気持ちになりたいと願う視聴者は多い。その点、心君は今の時代が求める像にぴったり。しゃべくりでまた新たな面を披露したことで、<ウチにも出てほしい>と思った局関係者は多いはずですよ」

 もちろん、その逆もある。

「主張が強すぎたり、しゃべりがうるさめだったりするタイプの芸能人は、今の状況にはそぐわないかもしれません。例えば、女性お笑いトリオの『3時のヒロイン』。“第7世代”として露出度が上がっていますが、日テレ系の人気番組『イッテQ!』絡みのネット記事に3時のヒロインの名前があがった時も、〈うるさい〉〈見ていて疲れる〉なんてコメントが付いていた。意外と拒否反応を示す視聴者がいるんですよね」(前出の在京キー局関係者)

 その記事自体は“誤報”だったようだが、そうなると〈いらない〉〈うるさい〉〈出るならもう見ない〉なんて言いたい放題言われてしまった3時のヒロインは、まさに叩かれ損だろう。

「前にグイグイ出るような芸風を〈面白い!〉と受け入れるパワーと余裕が、今はみんな、持ち合わせていないのかもしれませんね」(エリザベス松本氏)

 オーバーリアクションが売りの芸人たちは、しばらく逆風の中、といったところか。

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