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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

常に瞳孔を開いたまま挑戦し続ける小島瑠璃子は刺激体質

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「寝ちゃダメなんです! 朝まで飲んで寝ないで仕事行きます」(小島瑠璃子テレビ東京「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」5月5日放送)

 明るいキャラクター、頭の回転が速く的確な言葉を選ぶコメント力、分かりやすいリアクションなどで、今や優秀な女性タレントの代名詞に挙がる“こじるり”こと小島瑠璃子(26)。ジャングルポケットのおたけが朝まで酒を飲み、寝坊して遅刻したというエピソードに対し、すかさず彼女が放った言葉を今週は取り上げたい。「瞳孔開いて仕事して、瞳孔開いたまま飲みに行って、また仕事に行ってた」と。

 小島は高1の頃、第34回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得して芸能界にデビューした。このオーディションに応募したのはもともと、「高校受験」がきっかけだった。

 小島は、県内有数の進学校を受験。生活の全てを捧げるくらい熱を入れて勉強した。その結果、第1志望校に見事合格。受験に替わる「打ち込めるもの」として選んだのが芸能界への挑戦だったのだ。そんな動機だったため、明確なビジョンはなかった。初めはバラエティータレントになりたいわけでもなく、かといって演技に興味もない。消去法的に歌手かな、と思っていた。

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