F@nTVに民放各局が戦々恐々 投資家から支援オファー殺到
「正直言って、拍子抜けしたのと同時にホッとしています。業界関係者の誰もが9割9分、成立すると思っていましたから」と証言するのは民放キー局編成担当者。話題にしているのは視聴者参加型のインターネットTV局「F@nTV」が打ち出した“株式投資型クラウドファンディング”だ。
コロナ禍で民放各局が広告収入を減らすなか、国内初となる試みに業界関係者や有力投資家らが注目していたという。ちなみに「F@nTV」を巡ってはCEOを務める片岡寛之氏がジャニーズ事務所を退所したNEWSの元メンバー・手越祐也(32)に副社長就任オファーを表明。ネットニュースなどで大きな話題を集めていた。
「『F@nTV』は視聴者が『みたい』番組をクラウドファンディングで集めた資金で制作することをウリにしていた。今回のクラウドファンディングの目標最低額は3000万円。7月2日から1週間、公募が行われたんです」(株式関係者)
こうした動きに民放関係者は戦々恐々だったという。しかし鳴り物入りで行われたクラウドファンディングも、結果は惨憺たるものだった。