田中琢磨さん「金八先生」上戸彩の同級生は古刹の僧侶に
真浄寺の開基は室町時代の永正8(1511)年。今年で509年にもなる古刹だ。
「この付近では一番古いと聞いています。父が29代目住職で、いずれ2歳上の兄が30代目として継ぐことになっています」
兄は併設の「くろはま幼稚園」教諭。今は琢磨さんが住職を支え、寺院運営を担当している。
「太平洋戦争前は、半径1キロほどが全て当山の敷地でした。ところが戦後の農地解放などで手放すことになり、今はこの一角だけ。それでも東京ドームくらいはあるんじゃないですか。寺宝の雪舟筆の達磨絵は、開基後に小田原・北条家から贈られた、との伝承が残っています」
新型コロナウイルスが猛威を振るう今、寺院にも大きな影響が出ている。
「葬儀が簡素化され、家族葬が急増。そしてご法事が減っています。お盆は13日と16日に檀家さんに来ていただいて大施食会を行うのですが、密にならないように、新盆施食会を含めて、いくつかのグループに分けて行う予定です。初めてのことなので、準備にも気を使いますね」