サザン脱退の真相に迫るもター坊は「墓場まで持っていく」
あのサザンを脱退したギタリストにインタビューである。挨拶もそこそこに思いっ切り<直球>を投げてみた。
最初の質問でター坊が怒ったとしても、それはそれで致し方ないと思った。しかしながら、2人の間に<友情>は残っていると信じていた。
「かれこれ20年前の話になるか……。大森サザン脱退に関してネットでいろいろ臆測を呼んでいる。なぜ名ギタリストが脱退したのか? 真相を知りたい。しゃべってくれる?」
顔も上げず、あえて冷たく言い放った。
■流言飛語
ター坊は一瞬、たじろいだように見えた。ビールをぐいと飲む。苦虫を噛みつぶしたような顔。
「ダメです。脱退した時に<秘密守秘義務>の契約を交わしていますので無理です。墓場まで持って行く覚悟ですから」と力強く言い放った。
「おぉっと! そうくるのか? 守秘義務というが、ター坊には巷で噂されている流言飛語をちゃんと打ち消す必要があるはず? そう思うよ」