安倍総理「電撃辞意表明」に右往左往…TV各局のドタバタ劇
次期総理候補のコメント取りに総力戦
並行して報道局の記者らは“ポスト安倍”人事に関し、コメントを取るべく総力戦を展開することになった。
「総理の会見が5時に始まる。夕方のニュースに間に合うわけです。識者のコメントは当然として、ポスト安倍と目される政治家を押さえる必要があるわけです」(政治部デスク)
有力視されていたのは、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長、茂木敏充外相、河野太郎防衛相や野田聖子元総務会長らの名前だった。
「石破さんは基本、出たがりだから各局、どこも楽にコメントが取れた。しかし、それ以外の本命候補のコメントはNHKに独占されてしまった。夕方の報道番組には差し込めなかった」(民放デスク)
そうした中、争奪戦が起きているのが次期総理最有力候補の菅義偉官房長官だ。
「当初、あれだけ固辞していたのに急きょ総裁選への出馬を決めた。各局ともインタビューを取ろうと必死になっている。NHKは楽勝ですが民放はなかなか厳しい」(前出の民放関係者)
退陣を公表した報道番組の視聴率は31日には判明するが、テレビ各局のドタバタ劇はしばらく続きそうだ。