半沢直樹まさかの完全終了宣言…堺雅人の矜持とTBSの本音

公開日: 更新日:

スピンオフ版の主人公は大和田か黒崎か

 残念な話だが今後、視聴者が「半沢」作品を視聴できる機会はもう二度と巡って来ないのか。

 しかし、である。

「物事は必ず建前と本音がある。演者の都合にすべて付き合っていたら我々も『お・し・ま・いDEATH。TBSも沈……ヴォツ!』ですよ。我々はスポンサーの広告で成り立っている民放局です」と鼻息を荒くして語るのはTBS関係者だ。

 つまり堺の顔を立てながら、今年1月3日に放送した「半沢直樹Ⅱ・エピソードゼロ」のようなスピンオフ版の制作を今後、模索していくことになるという。

 事実、「半沢」に出てくる登場人物は魅力あるキャラに満ちあふれていて、誰が主人公になってもおかしくない。制作関係者はこう話す。

「最有力候補と目されているのが『大和田暁~半沢直樹外伝~』(仮題)です。香川照之が喜々として演じた大和田に焦点を当て、特番ドラマを制作する。もうひとつが黒崎駿一役の片岡愛之助を主役に据えた『金融庁検査官・黒崎駿一』(仮題)です。映画企画も同時に走らせる案もあるようです」

 “半沢ロス”に苦しむ秋の夜長は、こんな企画が実現することを心待ちにしているファンも多いだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇