著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

“星一徹”な昭和の親父の記憶 電話番号売ってひと儲け企む

公開日: 更新日:

 いや、でも、セイコーの時計というのはある意味、ひとつのステータスであって、飲み屋で財布を忘れてもセイコーの腕時計をはずして後ほど代金を支払いに来るなんてのが日常的に通用していた時代ではあったのです。

 さあ、そんな中、えーと俺が10歳くらいだから70年代に突入していたと思いますが、わが家に電話が来ました~!! ワー拍手パチパチパチ~!!

 今でこそ1人1台のスマホ(中には3台持ちなんて人もいます)が当たり前ですが、あの頃、家庭に電話が来るということはひとつの一大イベントだったのです。ご多分に漏れず母親がレースのカバーをつけていました。

 そして、わが家の電話は父親いわく「宝の電話」だったのです。それは父親いわく「いいか! お母ちゃんも子供たちもよく聞けよ!! この電話はわが家を金持ちにしてくれる電話だぞ!! なぜなら電話番号が〇〇〇・〇〇・1976、もうわかっただろう、数年後に1976年になるだろ、そーなったら縁起がいいからって大企業からその番号を売ってくださいと札束を積んで頼みに来るんだよ~」と、もうすでに多額の富を得たようなウットリとした目で熱弁する親父……ま、親父の肩を持つわけじゃないけど事実そういうことはあったようです。

 その親父の話に家族も魔法にでもかかったように夢見心地になったのだが……あれから半世紀、わが家の電話番号はいまだに売れていません……。

 (つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ