楽しんごさんの今 3足のわらじで「TV界には感謝してます」
「最高月収は300万円超」
さて、楽しんごさんは1979年3月15日、神奈川県横浜市生まれ。マッサージをはじめたのは小学生の頃で、仕事帰りの父親の足裏を踏んであげたのがきっかけだ。
「高校時代に接骨院でアルバイト。師匠にあたる院長先生に『スジが良い』と褒められて、本業にしようと思いました。普通、柔整養成学校に通って資格を取るんですが、僕はタイに行ってタイ式マッサージや男性の性的エネルギーを高める伝統医学『ジャップカサイ』について学び、オリジナルの整体・マッサージ、『オクトパスハンド』『エンジェルタッチ』を編み出したんです」
高校卒業後は父の勧めで一時、石油会社のサラリーマンをしていたが、ほどなく退職して横浜市内で整体院を開業。最初はわずか2畳からのスタートだった。
「知名度がないので、『1回500円』のチラシを配ってました。お客さんに悪性の水虫をうつされたり、けっこう苦労したものね」
並行してアクション俳優を志したことも。
「ところが、たまに来るオファーは悪徳外国人役ばかり。いまいちパッとしない。そんな時、タモリさん司会の『笑っていいとも!』にお店の宣伝で出演したらおネエキャラがウケちゃった。で、すぎはら美里さんと姉弟という設定のお笑いコンビ『Mint姉弟』を組んで『エンタの神様』に出たりしてました」
「ラブ注入♡」が話題となったのは、コンビを解消してピンで活動していた2010年。
「あの時は凄かったですね。寝る時間はないし、テレビ収録に追われてましたから。CMのギャラが入った時の最高月収は300万円を超えてたと思います」
一発屋と言われるが?
「ぜーんぜん嫌じゃないですよ。だって本当だもん(笑い)。あくまで本業は整体。僕にとっては有名にしてくれたステップでしたし、今でも『ラブ注入♡』でお仕事が来るんですから、本当にテレビ界には感謝しています」
独身。住まいは横浜市内だ。
「妹が福岡・天神でエステサロン『VITA SALON JuJu』を経営してるので、九州の方は、そちらもよろしくね」
(取材・文=高鍬真之)