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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

たのきん、シブがき、少年隊…80年代はトリオで人気を確立

公開日: 更新日:

 1985年、正式デビューした少年隊。キャッチフレーズはジャニー氏のハリウッド進出の夢を託して「日本発、世界行」だった。世界進出はかなわなかったが、日本の歌謡界に新風を吹き込んだ。

 ファンを飽きさせないアイドルづくりを確立したことで、ジャニーズのエンタメビジネスは次第に確立されていった。

 3人組の次に登場したのが1987年デビューの光GENJIだった。当時、似て非なるライバルグループも出現していた。福岡出身の7人組、チェッカーズだ。対抗するようにジャニーズが送り出した秘密兵器は同じ7人組。ローラースケートを履いて滑らせながら歌う斬新なものだった。女性ファンのみならず子供まで取り込む画期的な演出はローラースケートブームを起こす社会現象までになった。

 メンバーのなかでも諸星和己はアイドルの概念を壊す不良っぽさで際立っていた。メディアも「なにかしでかしそう」とマークするほどだったが、アイドルらしからぬ言動を何度となく見た。テレビ局前で出待ちするファンに向かって「帰れ」と威圧するなど正統派にはないアイドルだった。

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