同棲解消は?高畑充希&坂口健太郎 破局報道に拭えぬ違和感
後追い報道もナシ
違和感はまだある。好感度の高い人気俳優同士の破局報道にもかかわらず、他の芸能マスコミが後追い報道を全くしないことだ。
本当に2人が昨年秋に破局をしているのであれば、坂口が出演して話題となった「35歳の少女」(日本テレビ系)の収録あたりから、「収録の合間、遠い目をして考え込む坂口さんを現場で何度も目撃しました」といった話が漏れてくるものだが、こういった話も聞かない。
そして記事の印象を決定的にしてしまうのが、ドラマ関係者による「互いに吹っ切れていて、仕事に集中している」と2人の近況について触れた部分だ。恐らく、所属プロダクションとしては、「早く同棲を解消して、もっと俳優業に専念してもらいたい」という切なる思いがあるのだろう。スポニチの記事の行間からは、そんな願望が伝わってくる。
特に高畑が所属するホリプロは看板女優のひとり、石原さとみ(34)が電撃結婚し、深田恭子(38)もゴールインが近いといわれている。若い女優がしっかりと育っているならいいが、石原や深田に加えて高畑までが結婚するともなれば、事務所の経営にまで影響を及ぼしかねない。「何としても高畑の結婚だけは食い止めたい」というホリプロの切実な思いをスポニチが代弁したのが今回のスクープの内幕だとしたら、すべて納得がいく。
もっとも、女性誌などがこれから2人の“同棲解消”を写真付きで報じる可能性もある。その時はスポニチが早い段階で核心を突いていたということになり、心から拍手を送りたいと思う。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)