著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニー喜多川氏のタイプはタッキー、東山、中居に分類

公開日: 更新日:

 メンバー個々を赤・青などに色分けし、ファンが好きな子の色のライトを持って応援することでメンバーのライバル意識を駆り立てる効果もある。さらにファンの分析にもつながった。例えば、1960年代に活躍したフォーリーブス。青山孝はOL、江木俊夫はホステス風の子。おりも政夫は女子大生。北公次はヒッピー風の子と、会場でも誰のファンなのか、一目瞭然に分かった。ジャニー氏の直感でメンバーを決めていたと言われているが、そこには実に緻密な計算があった。

 アイドル路線が軌道に乗ってくるとジャニーズはオーディションも取り入れた。今でこそ大手プロは積極的に開催して、俳優・歌手としての才能も見抜いて合格者を決めているが、ジャニー氏はビジュアル。その選び方も独特のものだった。

「審査員の前ではよそゆきの顔になることから、待機中の少年たちの素を見てほぼ決めていた。TOKIOの松岡昌宏は少年らしからぬ“ふてぶてしさ”で選んだという話でした」(芸能関係者)

 ファンのニーズに応えるように従来の似たタイプばかりでなく、今では顔から背格好までさまざまなタイプを選び、さまざまなタイプが入り交じった感もある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  5. 5

    中森明菜が小室哲哉、ASKAと急接近! “名曲製造機”との邂逅で「第2の黄金期」到来に期待

  1. 6

    「色気やばい」山﨑賢人のタバコ姿が大反響 韓国で路上喫煙の宮根誠司との反応に“雲泥の差”

  2. 7

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  3. 8

    中野サンプラザ、TOC、北とぴあ…都内で建て替え計画が相次ぎ頓挫する理由

  4. 9

    岩井明愛・千怜姉妹が大ピンチ!米ツアーいまだポイントゼロで「リシャッフル」まで残り5試合

  5. 10

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”