ジャニー喜多川氏のタイプはタッキー、東山、中居に分類
メンバー個々を赤・青などに色分けし、ファンが好きな子の色のライトを持って応援することでメンバーのライバル意識を駆り立てる効果もある。さらにファンの分析にもつながった。例えば、1960年代に活躍したフォーリーブス。青山孝はOL、江木俊夫はホステス風の子。おりも政夫は女子大生。北公次はヒッピー風の子と、会場でも誰のファンなのか、一目瞭然に分かった。ジャニー氏の直感でメンバーを決めていたと言われているが、そこには実に緻密な計算があった。
アイドル路線が軌道に乗ってくるとジャニーズはオーディションも取り入れた。今でこそ大手プロは積極的に開催して、俳優・歌手としての才能も見抜いて合格者を決めているが、ジャニー氏はビジュアル。その選び方も独特のものだった。
「審査員の前ではよそゆきの顔になることから、待機中の少年たちの素を見てほぼ決めていた。TOKIOの松岡昌宏は少年らしからぬ“ふてぶてしさ”で選んだという話でした」(芸能関係者)
ファンのニーズに応えるように従来の似たタイプばかりでなく、今では顔から背格好までさまざまなタイプを選び、さまざまなタイプが入り交じった感もある。