1月期は連ドラが3本 “入れ替わり”ドラマなぜいつもウケる
タイムスリップもの、体が入れ替わるスイッチものに外れなしということで、この冬クールにも3本の連続ドラマがある。
吉原の花魁が現代のカフェで働く「江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~」(読売テレビ・日本テレビ系)、学生時代に戻った恐妻夫が憧れだったお嬢さまと結婚しなおす「知ってるワイフ」(フジテレビ系)、刑事と猟奇殺人の容疑者が入れ替わる「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)だ。
いずれも好評で、「天国と地獄」は目下のところ視聴率トップ、「江戸モアゼル」も「ロケのカフェはどこ?」とネットで話題となっている。
「タイムスリップやスイッチドラマは、ストーリーのつながりよりも、行き違いのドタバタや奇想天外な展開が見どころなので、1話ごとにエピソードが盛り込みやすく、途中で飽きられることがありません。そこに恋愛を絡ませればラブコメディーになるし、社会問題や犯罪を背景にすればシリアスやミステリーになります。結末も、主人公は以前の時代に帰れるのか、入れ替わった2人は元に戻るのかと決まっていますから、ドラマとして作りやすいんです。新型コロナでキャスティングや撮影に制約があるときにはうってつけです」(放送作家)