1月期は連ドラが3本 “入れ替わり”ドラマなぜいつもウケる
これまでも、タイムスリップものでは、TBS系は日曜劇場で「テセウスの船」「JIN―仁―」をヒットさせているし、NHKは「アシガール」「いいね!光源氏くん」とコメディーを得意としている。フジテレビ系の「信長協奏曲」は、高校生が戦国時代に迷い込むだけでなく、織田信長に成り代わるという二重の仕掛けで楽しませた。
スイッチものでは、「民王」「椿山課長の七日間」(テレビ朝日系)、「パパとムスメの7日間」(TBS系)などがあり、船越英一郎、舘ひろしといったこわもてが、入れ替わって女性となった自分の肉体に戸惑う場面が笑わせた。
さて、「天国と地獄」の今後の展開はどうなるのか。謎解きは奄美大島の「太陽と月の入れ替わり民話」がヒントになっていて、刑事の望月彩子(綾瀬はるか)が「満月」、サイコパスの日高陽斗(高橋一生)が「太陽」という設定のようで、キーワードは月食と日食だろうか。
「日高と入れ替わった望月が追いつめられるこれまでは、月が消える月食編で、後半は太陽が消える日食編になって、日高がピンチになるのでしょう。ポイントは、いずれも地球との位置が関係しているということです」(前出の放送作家)