佐藤健独立で囁かれる青年実業家への転身 YouTubeも布石に

公開日: 更新日:

複雑な独立がさまざまな憶測を呼ぶが

 佐藤と神木の新会社には、アミューズの担当マネジャーが参加するほか、取締役の千葉伸大氏が社長に就任。アミューズ会長の大里洋吉氏も相談役を務める。一見、アミューズ色が強いように見えるが、担当マネジャーと千葉氏はアミューズを退社するという。

 アミューズによると、新会社への出資比率は非公開とのこと。だが、持ち株比率50%以上の連結子会社でなければ、20~50%の非連結子会社、関連会社等の持分法適用会社でもない。

「アミューズの出資比率は極めて低く、大里会長が個人で出資している可能性も考えられますが、別会社と考えて間違いないでしょう。そのため、アミューズから自由になる代わりに依存もできなくなるでしょう。仕事のブッキングの面など、佐藤と神木は自分たちの力が試されることになります」(前出・スポーツ紙記者)

 子役時代から芸能界で生きてきた神木は、映画関係者やドラマ関係者にしっかりしたパイプを築いている。俳優がメインの神木はともかく、神木より芸歴が短い佐藤は、“第2の人生”を模索しているふしがある。

 佐藤はチャンネル登録者数200万人以上のユーチューバーでもあり、立ち上げたアパレルブランドは人気を博し、販売とともに完売するなど実業家としても成功している。しばらくその事業をサポートするのが新会社だと考えれば、今回の独立劇も不自然ではない。
 
 コロナ以前、夜の街で佐藤はよく知られた存在だという。

「人の紹介がないと入れない都内の隠れ家的なある高級飲食店で、佐藤さんをよく見かけましたね。芸能界だけでなく、異業種の人たちとも頻繁に飲んでいるようで、人脈が広くビジネス面で影響を受けているみたいです」(会社経営者)

 独立後、俳優業がどうなるかは不明だ。

 現在、映画に関しては、コロナで延期になっていた「るろうに剣心 最終章 The Final /The Beginning」が4月、6月に2作連続公開されるほか、「護られなかった者たちへ」の公開が秋に予定されている。しかし、ドラマに関しては「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)以来、1年ほど出演が遠ざかっている。

「佐藤は結婚願望が強く、埼玉県でも上位の公立高校出身で、地頭がいい。いち早くユーチューブデビューしたのは先細りしていく今の芸能界に見切りをつけているからかもしれません。これからは事業に注力していくのかも……」(前出・スポーツ紙記者)

 大手事務所を離れ、俳優業はいったん休止するのではと気をもむファンも少なくない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  1. 6

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  5. 10

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…