近藤真彦「退所」は“戦力外通告” 芸能活動継続には暗雲が
そのマッチ事件以降、近藤はまさに“内憂外患”だった。
「2019年7月に創業者ジャニーさんが亡くなり、その2カ月後にタッキー(滝沢秀明)が副社長に就いてからは、ジャニーズは年功序列の“ファミリー主義”から“実力主義”の色合いが濃くなっています。たとえ“長男”でも、ジャニヲタからも批判され、しかも大して仕事をしないマッチは“戦力外”でしかない。そのうえ不倫スキャンダルですからね。退所を引き留める理由なんてありません。もっともマッチにとっても、スキャンダルをもみ消す力がない、ファミリーとしてかばってくれなくなった事務所にダラダラ留まっても、さしてメリットはありませんけどね」(前出の芸能プロダクション関係者)
近藤は今後、自身が代表兼監督を務めるレーシングチーム「KONDO Racing」を運営する個人会社「エムケイカンパニー」に所属する形で芸能やレース活動を続けるというが、芸能ライターのエリザベス松本氏は「レースはともかく、芸能活動はどうでしょうか」と、こう続ける。
「近藤さんが退所することで、次の“長男”は東山紀之さんになりますが、東山さんは54歳になった今でもドラマや映画、舞台など第一線で活躍しています。残念ながら近藤さんには、もう、東山さんのような現役感が見受けられません。かつて近藤さんと一緒に『たのきんトリオ』として一世風靡した田原俊彦さんが過去に芸能界を干された時、田原さんはファンを大事にして地道にライブ活動を続けるなどして復活を遂げましたが、“裸の王様”になっていた近藤さんに真似ができるかどうか……」
そもそも近藤に、本当に芸能活動を続ける意欲があるのかどうか。一時はジャニーさんの後継者と目されたこともあった近藤だが、いずれにせよ、再び芸能界の表舞台に立つのは厳しいか。