アナーキーの狼藉で新宿ロフトは紙コップになった ステージに投げつけてグチャグチャに…
80年にビクター系のレーベルからメジャーデビューし、この年の2月だったかな、新宿でロフトデビューを果たしてARB、ルースターズとともに常連バンドとしてプレーしてくれたが……。
彼らニューウエーブ系は酒にケンカ、破壊行為に不純異性交遊、ヤバイものが付き物。アナーキーも例外ではなかった。
ボーカルの仲野茂さん(通称シゲル)は、新宿ロフトの「真夜中の総番長」みたいな呼ばれ方をしていた。このことからも分かるように逸話というか、蛮行というか、過激なエピソードにはコト欠かない人物である。
82年に「爆裂都市 BURST CITY」というSF映画が公開された。
ロッカーズの陣内孝則さん、ルースターズの池畑潤二さんと大江慎也さん、スターリンの遠藤ミチロウさん、泉谷しげるさんといった面々が出演し、完成打ち上げライブが新宿ロフトであった。
その時にアナーキーのメンバーがステージにウイスキーのボトルやグラス、折り畳み椅子などを投げつけてグチャグチャにしてしまった。割れ物は危険極まりない! ということになり、新宿ロフトが「紙コップ」になったのは、シゲルたちアナーキーの狼藉が原因だったと記憶している。