斉藤由貴には妖艶オーラが…石田ゆり子では醸し出せない80年代トップアイドルの底力
それでも斉藤が芸能界で引っ張りダコなのは、なぜか。ある映画業界関係者は「制作サイドも、そういった声が根強いことはもちろん知っています。でも“女の業”みたいなものがにじみ出ている斉藤さんだからこそ、演じてほしい役ってあるんですよ。たとえば2017年公開の映画『三度目の殺人』。まるで小さな女の子のように見える瞬間もあり、恐ろしいほど冷酷な女性の顔も見せる。ああいった演技は、やはり斉藤さんならではですから」と話す。
芸能ライターのエリザベス松本氏はこう言う。
「斉藤さんが自然に美しく年齢を重ねている様子に、80年代トップアイドルの底力みたいなものを感じます。『スケバン刑事』で、斉藤さんと同じく主演の“麻宮サキ”を演じた南野陽子さんもそうなんですが、お2人とも落ち着きすぎない、どこか、ちょっと危なっかしさみたいなものが、いまだに漂っている。そこが多くの人を引きつける秘密でしょうか」
ここ最近「美しすぎる50代」として、よく名前が挙がるのは石田ゆり子(51)ではあるが、今も第一線を張る斉藤、南野も引けは取らない。