日本最高齢の女性映画監督・山田火砂子が描く「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」
日本最高齢の女性映画監督・山田火砂子(89)が新作映画の撮影に挑む。
主人公は女性の人権が皆無だった明治~大正時代に、女性の地位向上に尽力した女子教育者で「女子学院」の初代校長の矢嶋楫子(1833~1925)。
キリスト教矯風会の設立、婦人参政権運動、禁酒運動、廃娼運動、一夫一婦制、男女平等論など社会改革運動にも力を注ぎ、男女参画社会を目指した93年の波乱の生涯を女優の常盤貴子が演じる。
山田監督は“女性が立ち上がれば日本はきっといい国になる”という熱い思いのもと、作品の企画書にこうつづっている。
「現在の日本の女性管理職比率は14.8%(世界平均27.9%)、そして世界経済フォーラムが男女平等の度合いを調べたジェンダーギャップ指数は世界153カ国中121位で主要7カ国中で最下位です。私達女性が立ち上がらないから、いつまでたっても日本は良くならないのです」
22年公開予定。詳細は「現代ぷろだくしょん」HPまで。