飯野矢住代誕生秘話<12>同棲から妊娠…ジャニーズ事務所は解雇、ホステス業は産休に
飯野矢住代が売れないバンドマン「ジョニー」こと吉長信喜と、原宿のマンションで同棲生活を始めてちょうど半年後、「GUAMのPRE-HONEYMOON 68ミス・ユニバース飯野矢住代+吉長信喜」と題した雑誌のカラーグラビアが掲載された。タイトルにあるように、矢住代だけではなくジョニーも一緒である。
グアムの海辺で2人が波と戯れながら、裸で抱き合う煽情的なフォトがいくつも並べられている。シルエットではあるが、矢住代はヌードまで披露している。記事中にはこうある。
《南の小さな島にきて 無人の白い浜が ふたりの密室であった 大きめのコテージも格好であった
男は吉長信喜=20才 女は飯野矢住代=19才
ふたりは東京で同棲していた 彼女が68年度ミス・ユニバース日本代表だったことをのぞけば よくある愛の形だった
南の小さな島にきて ふたりは東京と同じように よく喧嘩をした これで結婚までもつのだろうか(略)
フィリピン海に空を焼きながら太陽が沈むと ふたりは時間をかけて話をしていた すぐ唇がふれ合った ふたりはきっと結婚するのだろう》(「プレイボーイCUSTOM」1969年11月15日号)