小室圭さんはフジテレビの不意打ち取材にどう対応すべきだった? マナー講師に聞いた
■コロナ禍で変わりつつあるマナーのあり方
「相手の立場に立って、相手を不快にさせないというのが、そもそものマナーの大前提であると考えています。突撃取材だったとはいえ、最低限の表情であったり、無言でもいいので会釈ぐらいはするなどの態度は、あってもよかったのかもしれません。ただ、知らない人から突然話しかけられて、一方的に質問をされるのは誰でも怖いですよね。そういった意味では、取材側のテレビ局にもマナーがあって欲しいと考えます。それぞれがお互いの立場に立って自分を守りながら、相手に対して適切な配慮を伴った対応をしていくことが、社会人にはマナーとして求められます。ただ、『ここからここまでがマナーですよ』ときっちりと線引きしたり、枠組みに答えがないというのが、ある意味で本当のマナーでもあります」
さらに、西出氏は「コロナ禍で求められるマナーのあり方も変わってきました」とこう続けた。
「マナーの型がどうこう以前に、人の命が一番大事です。小室氏はコロナ禍の中で行われた今回の取材に対し、色々な状況を鑑みて咄嗟に判断した結果、あのような態度になってしまったのかもしれません。どんな意見も当然出て然るべきですが、完璧な人は世の中にいません。相手の事情を慮ることなく一方的に叩くことは、マナー違反に当たるという認識も必要なのかもしれません」