著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

「ショウアップナイター」の深澤アナが大絶賛した俺の予言

公開日: 更新日:

「ダンカンくんの阪神、調子上げてきたんじゃないの?」「どーすれば阪神を立て直せると思う?」と、球場で顔を合わせれば穏やかにほほ笑みながら語りかけてくれたのです。

 その深澤さんの表情が一度だけ一瞬冷たく思えたほど変わったことがあったのです。それは間もなく日本一をかけてのシリーズ(カードは覚えてないけど)が始まろうとしていた今ごろの季節(今年は五輪で1カ月日程が延びてます)のことだったと思います。

「深澤さん、いよいよ日本(にほん)シリーズですねェ、楽しみです!!」と話しかけた時のことです。「ダンカンくん、日本シリーズじゃなくて日本(にっぽん)選手権シリーズですよ!!選手権というのは、最もすぐれたチームを決めるために、意地やプライドすべてをかけて戦うものですから、日本シリーズと略さないでください」と毅然とした口調できっぱりと言われたのでした。ホントにプロ野球というものを心より愛している人でした……。

 ちなみに、89年の日本選手権シリーズ、そう3連勝した後、近鉄の加藤哲郎が「巨人ロッテより弱い」発言をしたのに発奮した巨人が、そこから4連勝して日本一に輝いた伝説の年です。そのきっかけとなる原辰徳(現巨人監督)の満塁ホームランを俺は深澤さんとニッポン放送のブースで見てるんです。実はその日のゲストがビートたけしさんで、同行してたのです。

 打つ前に深澤さんの耳元で「原、満塁ホーマー打ちますよ」と言ったら、試合後「スゴイよダンカンくん、なんでわかったのスゴイ! スゴイ!!」と大絶賛してくれたのでした。その答え「同学年だから応援しただけ」は黙っていましたけど……。(つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  1. 6

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  5. 10

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…