五木ひろしは連続出場50回で“打ち止め”…NHK紅白「演歌枠」をめぐるウラ事情
たしかに北島三郎が卒業の2013年、大トリで「まつり」を歌った際は瞬間最高50.7%だったのに対し、五木最後の出場となった2020年、第1部トリで披露した「山河」は代表曲だそうだが、35%前後。一概には比べられないにしても、どちらが人気で実力者なのか、お茶の間の反応が如実に示していたのだろう。
■若返りが加速
とはいえ、中高年世代に知名度の高い歌手、それも演歌からベテランがまたひとり去るのは、その世代の視聴者には寂しいもの。
「NHKには紅白担当のプロデューサー、ディレクターが何人もいます。今回は結果的に若手の声が通り、若返りが加速していくのは間違いないでしょう」(関係者)
それが時代の趨勢にしても、ベテラン斬り、世代交代だけが正解ではないはずだ。