竹野内豊いきなり研音退所の背景に「代表作を…」という強い意気込み
「そこに竹野内さんが少なからず焦りを感じたとしても決して不思議ではありません。竹野内さんはこれまでは会社が取ってきてくれた仕事を、ただひたすら丁寧に演じてきました。これからはじっくり吟味しながら、“本当に自分でこれがやりたい”と思えるような仕事、自らの代表作になりそうな仕事だけを選んでやっていくと聞いています」(前出のベテラン芸能マネジャー)
改めて竹野内の周辺を取材すると、彼が信頼しているマネジャーは研音を辞めずに以前のまま在籍しているし、事務所とギャランティーで揉めたという話も、全くといってほど伝わってこなかった。
別の芸能プロダクション幹部からはこんな声も漏れてきた。
「竹野内くらいの年齢になると、役者の営業って本当に難しいんです。50歳の役者にスポット・ライトが当たる企画なんていうものは、よほどの個性がない限り、かぞえる程しかない。事務所が本人のために良かれと取ってきた仕事でも、役者本人が企画書を目の前に黙り込んでしまうこともあります。あの福山雅治でさえ、50歳を超えてからプロモーションのやり方で右往左往している現実がある。男の役者が理想と現実のギャップにもがき苦しむのがこの50歳前後なんですよ」
現在竹野内は、新春にオンエアされる予定の特別版「義母と娘のブルース」(TBS系)の収録に臨んでいる。退所して、念願の代表作に本当に巡り会うことが出来るのか。50歳の彼の挑戦に注目したい。