著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<107>早貴被告は週刊文春の記事をヒラヒラと揺らして笑った

公開日: 更新日:

「吉田さんのこと、いろいろと書かれてたから笑っちゃいました」

 野崎幸助さんが亡くなって半月ほど過ぎた頃、週刊文春が私への誹謗記事を掲載した。

〈Sさん(早貴被告のこと)は吉田のことを嫌って会わないようにしている〉

〈嫌われた吉田はドン・ファンの家にも入れなくなった〉

 そのようなことが書かれた記事のコピーをヒラヒラと揺らしながら、早貴被告はリビングで笑っていた。

「こうやって会っているのに、よく載せますよね、こんなデタラメな記事を」

「ウラも取らないでな」

 いろいろと書かれているほとんどがウソであったのであきれかえっていたし、自宅に顔を見せた番頭格のマコやんも、記事を読んで笑っていた。

「なんや、この記事は。こうやってリビングにもおるし、早貴ちゃんとも親しげに話をしているのにむちゃくちゃな記事やの~」

 週刊文春はドン・ファン事件の記事を作りたかったが、最初は札幌時代の早貴被告に狙いを定めて記事を作っていた。ドン・ファンのエピソードを取材できず情報があまりにも少なかったからで、私をターゲットにしたのも、それが理由だろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動