青島健太さんは埼玉県知事選出馬で環境一変、コロナ追い打ちで収入減も悔いなし
「仕事はここ十数年来変わらず、スポーツコメンテーター、執筆、講演会がメインです。3年前まではテレビで何本かレギュラー、準レギュラーを掛け持ちして、講演会は年に35本前後あったんですけどね」
“あった”と過去形なのは、テレビ出演や講演会の依頼が「数えるほど」に激減したためだ。
「新型コロナによる影響も見逃せませんが、一昨年8月に行われた埼玉県知事選挙に出馬したことが要因です。やはり“色がついた”と思われてるんでしょう」
前埼玉県知事の上田清司氏が、国政復帰を目指して任期満了で辞職したことに伴う選挙。慶応大法学部政治学科で学び、「取材を通じて、スポーツが社会や地域に果たす役割を痛感した」青島さんは、自民党・公明党など政府与党の推薦を得て、立憲民主党など野党4党が支持・推薦する大野元裕氏と激突した。
結果は、86万6021票を獲得したものの、大野氏に5万7000票余りの差をつけられ、あえなく落選……。
「出馬会見をしたのが6月18日で投開票まで2カ月弱しかなかったとはいえ、僕の力不足、準備不足です」