著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

ガッカリすることへの免疫はかなりあるつもりでしたが…

公開日: 更新日:

 長年阪神タイガースを応援してきましたからガッカリすることへの免疫はかなりあるつもりでした。昨シーズンの優勝確定かと思ったら終盤失速というのも2008年の岡田監督で経験済みでしたので抗体ができていたのか多くの阪神ファンはそれほど重篤化せずに済んだはずです。

 キャンプインの2月1日といえば野球人にとっては正月のようなもの。いえ我々ファンにとっても球春の到来を告げる待ちに待った一日です。その聖なる一日の前日に放たれた矢野監督の今シーズン限りの退任宣言。全くもって意味がわかりません。なかには覚悟を示すことで選手たちのやる気を促すなんて頭の中お花畑の意見を聞きますが、そんなわけありません。やる気はプロですから皆持ってます。その上でチームとして勝利のために力を一つに戦うのがペナントレースです。その総大将が今シーズンの責任を一切取らないと言ってしまうのはどうなんでしょう。

 戦国時代、合戦に負けたら武将はクビを取られます。だから総大将として必死に指揮し、配下の武士たちは殿を守るためそして手柄を立てるため必死に戦ったはずです。今回の退任発表は「これから戦だ! 勝っても負けても俺は責任取らないけどみんなは自分のために頑張れよ。優勝するぞっエイエイオー」って勝てるわけないじゃん。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動