ガッカリすることへの免疫はかなりあるつもりでしたが…
長年阪神タイガースを応援してきましたからガッカリすることへの免疫はかなりあるつもりでした。昨シーズンの優勝確定かと思ったら終盤失速というのも2008年の岡田監督で経験済みでしたので抗体ができていたのか多くの阪神ファンはそれほど重篤化せずに済んだはずです。
キャンプインの2月1日といえば野球人にとっては正月のようなもの。いえ我々ファンにとっても球春の到来を告げる待ちに待った一日です。その聖なる一日の前日に放たれた矢野監督の今シーズン限りの退任宣言。全くもって意味がわかりません。なかには覚悟を示すことで選手たちのやる気を促すなんて頭の中お花畑の意見を聞きますが、そんなわけありません。やる気はプロですから皆持ってます。その上でチームとして勝利のために力を一つに戦うのがペナントレースです。その総大将が今シーズンの責任を一切取らないと言ってしまうのはどうなんでしょう。
戦国時代、合戦に負けたら武将はクビを取られます。だから総大将として必死に指揮し、配下の武士たちは殿を守るためそして手柄を立てるため必死に戦ったはずです。今回の退任発表は「これから戦だ! 勝っても負けても俺は責任取らないけどみんなは自分のために頑張れよ。優勝するぞっエイエイオー」って勝てるわけないじゃん。