「鎌倉殿の13人」で宮沢喜一元首相の孫娘・宮澤エマがいい味を出している!
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に魅力的な2人がいる。坂東彌十郎の女好きで困ったおやじの北条時政、宮澤エマ演じるおきゃんな実衣(義時・政子の妹)だ。「怖いよ。しょんべんちびりそ、あっ、ちびった!」と戦でも逃げ腰だったり、「姉上は佐さま(源頼朝)にゾッコン」とからかったりして、これまでの時代劇だったらあり得ないキャラだが、三谷幸喜の脚本では生き生きとしていて、むしろそれっぽい。
「坂東武者のドラマだから歌舞伎の大和屋(坂東家)の役者で、というところからして洒落なんでしょうが、彌十郎も宮澤も自分たちの“お笑い担当”という役割を面白がっているようですね。ただ、後半でこの2人は義時(小栗旬)と政子(小池栄子)に追放され、悲惨な末路をたどるんです。その辺の落差をキャラ変してどう演じるか、芸達者な2人なので楽しみです」(テレビ雑誌編集デスク)
それにしても、宮澤はこのところNHK御用達といった感じだ。連続テレビ小説「おちょやん」(2020年度後期)では、幼い主人公の意地悪だった継母が、数十年後に許しを請うという感動的な役どころで評判となった。「チコちゃんに叱られる!」で「なぜペットボトルの牛乳はないの?」をミュージカル仕立てで解説したときは、お嬢さまの悲恋をコミカルに歌って踊った。