企業もタレントが「BS」に吸い寄せられるワケ もう“二軍扱い”なんかじゃない!
BSが元気だ。BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジは、各局の看板番組にTOKIOが次々に出演する共同制作特番を15日から放送する。出演してほしい自局の番組をプレゼンし、TOKIOが選ぶ企画で、「おぎやはぎの愛車遍歴」「美女と焼肉」「町中華で飲ろうぜ」などが候補に挙がっているという。
人気グループとBSのコラボなどひと昔前は考えられなかったが、いまは芸能事務所からの売り込みが多い。テレビショッピングの合間に韓流ドラマと旅と時代劇という、中年主婦や無聊をかこつリタイア組向けだったBSも、最近はバラエティーやオリジナルドラマ、スポーツ中継など、若い人を意識した番組が増えて視聴層が広がっているからだ。
どんな番組が見られているのか。NHKの大河ドラマや朝ドラはやはり視聴数ランキング上位だが、それに続くのが、向井理がハードボイルドを気取りながら女性経験ゼロの探偵を演じたコメディー「婚活探偵」(BSテレ東)だった(2月12日終了)。バラエティーでは「ヒロシのぼっちキャンプ」(BS-TBS)、スポーツでは地上波で中継がないサッカーやプロ野球の試合、ゴルフの人気が高い。