浅倉唯と事務所が契約問題でケジメの裏…「ローラ退所騒動」を彷彿とさせるドタバタ劇

公開日: 更新日:

突如飛び出した浅倉の“素行不良”報道

 今回の浅倉のLIBERA退所騒動は、8月25日に「浅倉唯 素行不良により『8月末で事務所クビ!』の衝撃」と一部で報じられたことで始まった。芸能人が「素行不良でクビ」になるというから、薬物疑惑や闇営業問題でも飛び出すのかと思いきや、「遅刻グセ」や「わがまま」が問題視されていたという。

 浅倉本人は、報道があったその日のうちに自身のインスタグラムで「不誠実な内容の報道がされておりますが、私の方から以前より退所の意向は事務所へ伝え、退所届なども提出しておりました」と“クビ疑惑”を否定。

 その証拠として、インスタグラムのストーリーズでは「3月9日、事務所に退所の意向を伝えた際の写真です」と説明書きしたLINEのスクリーンショットと、受理されたという退所届を公開した。文面をよく見ると、そこには事務所スタッフとの関係性や給与面での待遇など、契約を更新しない理由が明確に書かれていた。

 芸能界でこの手の契約をめぐる摩擦は珍しい話でもない。小林幸子ビートたけしのような大物の独立になると、その余波も大きいだけに"お家騒動"などとして注目されるが、浅倉レベルの新人女優の契約解除がここまでクローズアップされるのは異例だ。

「浅倉さんは大学2年生からグラビアアイドル活動を始め、8月28日に最終回を迎えたテレビ朝日系『仮面ライダーリバイス』の夏木花/仮面ライダーアギレラ役でようやく女優デビューしました。こんな駆け出し同然の新人の移籍問題を主要メディアがこぞって取り上げるので驚きました」(前出の芸能ライター)

■プロダクションに利用される芸能メディア

 その一方で、最近は世間が心から知りたがる主要な芸能ニュースほどスルーされる傾向にある。ワイドショー関係者がこう言う。

「大手芸能プロダクションにそれぞれ担当をつけているスポーツ紙は、事務所への忖度が記事の大きさにほぼそのまま反映されます。民放テレビ局の朝の情報番組などもスポーツ紙の芸能面を引用することがほとんどなので、新聞が昔ほど売れなくなった現在もその影響力は失われていません。それにスポーツ紙は全紙がネット配信もしていますからその波及効果はむしろ以前よりも強まっています。そこを芸能事務所は巧みに利用したり、牽制したりするわけです。最近の例で言えば、文春オンラインがスクープした山﨑賢人広瀬すずの半同棲報道をスポーツ紙や民放テレビ局は見て見ぬふりしました。FRIDAYによる高橋一生飯豊まりえの熱愛も同様です。それぞれの所属事務所からスポーツ紙は後追いしないように釘を刺され、スポーツ紙の動きを見て忖度したワイドショーが自粛するという流れです」

 浅倉は芸能活動を継続すると宣言したが、大手芸能プロダクションにでも移籍しない限り、“素行不良”のお騒がせ女優のレッテルを剥がすのは難しそうだ。浅倉に手を差し伸べる救いの神は現れるのだろうか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 4

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  5. 5

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  1. 6

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  2. 7

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  3. 8

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  4. 9

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  5. 10

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ