子供の頃からほったらかしにされていた俺…小4のとき、弟2人を引き連れ家出決行
大慌てで末っ子を助け出したんだけど、末っ子のチャリに付いてた補助輪が畑の草木に絡まっちゃって動かせない。自分でもどうやったのかわからないんやけど、力ずくで補助輪を外し、ようやくチャリも救出できた。
3人揃ってまた走り始めたんだけど、気が付いたら末っ子は補助輪なしで自転車に乗れるようになってた。その時思いましたよ、可愛い子には旅をさせろっていうのは本当やなって。
疲れ果ててばあちゃん家に到着して、その日は3人揃って泥のように眠りました。それで翌朝目が覚めたら知らないうちに家に戻されてました。今となっては家出とも呼べないようなささいな出来事やけど、俺たちきょうだいにとってはトンデモない大冒険でした。
(聞き手=常松裕明)