“俳優”香取慎吾がジャニーズ退所5年で再評価 快進撃を支える「恵まれた職場環境」
香取と草彅、稲垣吾郎(48)による「新しい地図」は、SMAPの元チーフマネージャーだった飯島三智氏が代表取締役を務める芸能プロダクション「CULEN」に所属。同氏は、SMAP時からメンバーの出演作品にスタッフクレジットとしても名を連ねており、「犬も食わねど」ではエグゼクティブプロデューサーの立場にいる。
■芸能界の母・飯島三智氏
香取のことは小学生だった11歳からマネージメントしており、芸能界の母のような存在。俳優や歌手といったタレント業だけではなく、画家やファッションデザイナーといった創作者としての才能も開花させ、個展開催や営業販路で世界にも進出させた。SMAP時代から東京五輪に向けた地盤を固めており、「新しい地図」はIPC(国際パラリンピック委員会)特別親善大使に就任。香取は、「朝日新聞」パラリンピック・スペシャルナビゲーターも務めている。
この安心できる職場環境が「肝だ」と、エンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう言う。
「SMAPは唯一ジャニーズに残留している木村拓哉さん、2年前に独立した中居正広さんの3派に分裂するなか、息の長いエンターテイナーとしての地位を確立して、全方位に目を向けているのは『新しい地図』だけ。コロナ規制を除くと、年2ペースでステージに立ち、ライブの勘を鈍らせない。この習慣性を持てる環境は恵まれています」
17日に開催された「氣志團万博2022 ~房総魂~」にソロで初出場して、大トリを飾った香取。新しい地図のカルテットが築くエンタメ路線は、天井知らずだ。