松平健はサインを求めるファンに正座で応対 「暴れん坊将軍」の腰は低かった
「漫才の台本て難しいでしょうね。吉本新喜劇、大好きなんですよ」と私に話をふってくださり、ほんとに気さくでざっくばらんで、随所に笑いが起こる楽しい食事をしていると、仲居さんが「お客さんの中に松平さんを見かけた方がいらして、お母さんが大ファンでサインを頂けないか、聞いてほしいと言われたんですけども、いかがでしょうか?」という声が聞こえてきました。
知人は「プライベートで来てるんだから、そっちで断ってくれないと困るなぁ」「そうですね、失礼いたしました」と帰ろうとすると松平さんが「かまいませんよ。お一人ですよね? お呼びしてください」
「ありがとうございます」と仲居さんが出ていかれると知人が「健さん断ってもいいのに」「これも何かのご縁ですよ」と座敷の端まで行って正座でファンが来るのを待たれて、入って来られたらファンの方より先に「どうも松平です」と頭を下げられ「どこにサインすればよろしいですか?」と聞かれ、緊張でガチガチになっているファンの方が「偶然お見かけしたんで色紙じゃなくてもいいでしょうか?」
「ええ、かまいませんよ」とノートのようなものを出されたと記憶していますが、「先ほどお母さまがファンだとお聞きしました」「はい、母が大ファンで!」